テキサス旅情1

テキサス州オースティン

志村一隆

 テキサス州オースティンで開かれるSXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)。講演会は人工知能から政治やメディアまで扱っているが、基本的に音楽フェスなので、街中入墨の兄さん、姉さんだらけである。朝、会場まで歩いていると、酔い潰れて道で寝ている人もいた。CESとかMWCとは、全く人種が違う。

朝寝てる人。

 演奏しているバンドもカントリー系から一人デスメタルまで幅広い。たとえば、この↓お姉さんはカナダの二人組ロックンロールバンド。もう一人、男性は座ってバスドラとギターを弾いている。

SXSW Canada

 こちらも↓、ドラムとギターの二人体制。ジャンルはデスメタルというのかなんなのか。とりあえず、ディストーション効きすぎのギターを弾きまくり、喚く。無観客演奏だけど、気持ち良さそうだった。

SXSW

 ファンがたくさん来てる会場もある。”Japanese Haus”というバンドには300人以上いただろうか。リードボーカルの女性は、オリオールズ時代の上原浩次のTシャツを着ている↓。

Japanese Haus SXSW

 下の会場は小川のほとりにある。オーストラリアからSXSWに出るためにやってきたバンド。みんなノンビリと自由にやっている。ステージ正面に柱が立ってるが、誰も気にしていない。

SXSW Australia

 

エアビーアンドビーとライドシェア

 宿は、今回もエアービーアンドビーを使った。テキサス大学MBAの学生がホストの家で、かなりいいアパート。スペインと違い、鍵も近代的(というか普通)だし、エレベータ、水道、照明、空調も問題ない。テレビはLG、パソコンはASUS、日本メーカーの製品はどこにも無い。

 部屋も広いし廊下も広く、部屋数も巨大だ。近くに高速道路が走っていて、その脇にCSVというスーパーしか入ってないモール、そして遠方に高層ビルが建つダウンタウンが見える。アメリカの見慣れた風景。着いた日は、ちょうど夏時間に切り替わる時期で、マンションのエレベータにこんなポスターが貼ってあった。

夏時間:Spring Forward

「3月12日午前2時に、時計を1時間進めるのを忘れないで」と書いてある

 会場や空港までの移動は、”Fasten”というライドシェアを使う。日本では馴染みがないが、一般の人が自分の車で送迎をしてくれるサービス(タクシーではない)。スマホのアプリで予約から支払いまでを済ます。車を降りる時に精算する必要がないので小銭がいらない、早朝4時でもスグ来てくれる。乗る前に、ドライバーと車の画像も表示されるのでどの車かわかる。

 とにかく、このライドシェアとエアビーアンドビーは、カンファレンス時にとても高くなるホテル代(1泊70,000円で最低3泊分の予約が必要とか)と移動手段を簡単に解決してしまう。ライドシェアがあれば、会場近くに泊まる必要もない。

Fasten Austin

オースティンとボストンでのみ展開している”Fasten”。”Uber”は使われていない。

ご飯

 テキサスでは毎日メキシコ料理、タコスとブリトーばかり食べてみた。ブリトーは米と豆を小麦粉の皮で巻いて食べるという面白い食べ物である。10ドル払うと、これ一食で一日充分過ごせる。オースティンでは朝からブリトーを道端で売っている。「テキサスといえばステーキ」と思う人もいるかもしれないが、オースティンはテックス・メックス(Tex-Mex:テキサスとメキシコ)料理が隆盛だった。

 1998年に3ヶ月ほどヒューストンに住んだことがある。よく週末にガルベストンというメキシコ湾近くの街に行った。そこの名物はザリガニ(Crawfish)の辛く蒸したのとオイスター。ザリガニは50匹くらいが茶色の紙袋に入れられ出てくる。それを手でチュルチュル吸いながらビールを飲んだ。テキサスはクラフトビールが盛んらしい。バーに”BEER LAND TEXAS”という看板が掲げられていた。空港もビールの看板だらけだった。

TEX-MEX: SXSWでの食事

BEER LAND TEXAS

テキサスはクラフトビールが盛んらしい。そういえば、日本酒の映画「カンパイ」に出てきた「日本酒酒蔵」もオースティンだった。

気候

 オースティンは北緯30度。日本で言えば屋久島の下辺りだろうか。訪れた3月中旬はちょうど夏時間に切り替わったばかりで、7時くらいまで明るい。日が出てる間は乾いた風が爽やかな天気。

 もともとコロラド川に沿って発展した街らしく、緑豊かでいいところだった。ちなみに、オースティンはテキサス州の州都。(スペイン旅情はコチラ

コロラド川 VR

会場近くのコロラド川。流れは静かでボート遊びも可能。カフェもある、散策するのに気持ち良い。