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「統計はウソをつかないが、ウソつきは統計を使う」①
「ウソには3種類ある。ウソ、見え透いたウソ、そして統計だ」②

 独立メディア塾 編集部

 この二つの名言は誰が言ったのか不明。①は筆者が若いころ教えられた。②は「トム・ソーヤーの冒険」で知られるアメリカの文学者マーク・トウェインが、自叙伝の中で19世紀のイギリスの首相・ディズレーリの言葉として紹介した、と言われているが、ディズレーリの言葉としては発見されていない、という。いずれにしても統計を信じすぎると陥る罠の話。「エビデンス」もその仲間。

 ブルーバックスの「統計でウソをつく法」(ダレル・ハフ著)は1968年に初版が出てからロングセラーになっている。だましのテクニックも紹介されている。1973年初版の「統計学の視点」(竹内啓)には、「統計のウソ」としてこんな例が示されている。
 人口3000人の町に土地成金が二人いる。一人の所得は30億円、二番目の成金は15億円、その他の2998人の世帯主の所得は合わせて30億円。この町の一世帯当たりの平均所得は一体いくらか。答えは250万円。
 しかし平均以上は成金の二人だけで、ほかの人は全員、平均以下になる。そこで成金二人を除いてみると平均は約100万円。これが実態に近い数字ということになる。単純な算数上の平均値は、ほとんど誤りという統計のマジック。
 現在の日本経済を説明するのにも使えそうだ。一握りの高額所得者によって所得の平均値は高くなっているが、実際の生活水準は中進国、途上国並みに落ちてきている。先進国で問題化している格差の拡大だ。
 食料自給率は高ければよいか。貧困国では輸入もできないので、自給率は高くなる。

 1870年10月18日に、日本で初めての近代的生産統計である府県物産表に関する太政官布告が公布された。それに因んで10月18日を統計の日に制定することが閣議決定された(1973年)。

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