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「文章の中にある言葉は辞書の中にある時よりも美しさを加えていなければならぬ」

 独立メディア塾 編集部

 芥川龍之介(1892年3月1日 ~1927年7月24日)の『侏儒の言葉』から。1927年7月24日、田端の自室で服毒自殺。河童忌

「『侏儒の言葉』は必ずしもわたしの思想を伝えるものではない。唯わたしの思想の変化を時々窺(うかが)わせるのに過ぎぬものである。一本の草よりも一すじの蔓草、――しかもその蔓草は幾すじも蔓を伸ばしているかも知れない」
 「侏儒の言葉」の、この書き出しから、言い訳めいていると読む人もいた。
「A.ピアス 悪魔の辞典」の訳者西川正身氏は「あとがき」で「ピアスをわが国に紹介したのは、おそらく芥川龍之介が最初であろう。彼が大正の末年に編んだ八巻から成る英文教科書の中に、ビアスの文章が三篇選ばれているほか、(略)芥川のことであるから『悪魔の辞典』は、当然、読んでいたであろうし、そうだとすると、確証がないので断言はできかねるが、『悪魔の辞典』が何らかの形で『侏儒の言葉』に影響を与えたということも考えられる。(略)どなたか、芥川とピアスとの関係を、比較文学の立場から、詳しく調べてみては下さらないものだろうか」
 「侏儒の言葉」にはこんな言葉も入っている。
「世論は常に私刑であり、私刑は又常に娯楽である。たといピストルを用うる代りに新聞の記事を用いたとしても」
「彼等は皆樗牛のように『文は人なり』と称している。が、いずれも内心では『人は文なり』と思っているらしい」。

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